広報若竹1月号

2025.01.09
全校小中高

小中高のエキスパートによる入試の心得特集

中学入試に向けて

 追い込みの時期に入りました。早いところは年内に入試が始まっており、福山近辺では、1月4日から2月3日までのおよそ1ヶ月間が入試ラッシュとなります。もちろんどこを受けるのか、何校受けるのかなどは人それぞれ異なりますが、どの入試を主眼においているのか、どの学校に通う可能性があるのかは一度真剣に向き合ってほしいです。あと1ヶ月ほどくらいは、今までの人生の中でいちばんがんばってみても良いのではないでしょうか。がんばることを決めたら、次は「目的意識」を持ちましょう。「ただ勉強時間をとった」だけでは単なる苦痛にしかならず、身にもつかないといったことにもなりかねません。例えば「自分の志望校の理科ではこういった問題がでる」、だから、それを解けるようにするために「ここを覚える」「問題の読み方を意識する」「考え方をたくさん身に付ける」。こういった目的をもった学習をするようにしましょう。さらにやってほしいのは「モチベーション維持」です。モチベーションを保つのは意外と難しいものです。テストの結果など、上がることもあれば下がることもありますよね。まず、全員が全員伸びていっている中、自分だけがグングン順位を上げていくということは、なかなかできることではありません。順位がさほど変わっていなかったならば、周りが伸びているのと同じペースで伸びているということを感じてほしいです。また、普段の勉強でも「メリハリ」をつけているでしょうか。リラックスする時間を大切にしましょう。そして「体調管理」です。とにかく睡眠時間をしっかりとりましょう。これがやれていないと、体調をくずしやすくなります。いくら焦っても、限られた時間にやれることは限られています。限られた時間の中で、やれることをしっかりやっていけば良いのです。また、風邪防止のためにはマスクの着用はもちろんのこと、手洗いうがいなども効果的です。外出するときには特に意識しておきましょう。長かった中学入試の勉強も残りわずかとなりました。毎年この冬期講習の前後で成長する子がたくさんいます。それだけ、この時期は有意義なものなのです。悔いのない状態で入試を迎えることができると良いですね。若竹塾の先生はいつもみなさんひとりひとりのことを応援していますよ。(小6担当)

高校入試に向けて

 受験コースの中3生の皆さんは、目前の入試に向けて最後の追い込みをかける時期になってきました。それぞれに、一日一日悔いのない有意義な冬休みを過ごせましたでしょうか。冬期講習では朝9時から授業が行われています。このまま朝型の勉強法を入試まで持続させましょう。ここで言うまでもありませんが、入試は朝からあるわけですから、その時間帯に一番頭が働くようにしておかなければなりません。直前に夜型から切り替えるようでは間に合いません。また、それぞれのクラスではすでに各教科とも中学内容の総まとめに入っていると思いますが、近隣の広大附属、公立、私立はやはり5教科の総合力勝負です(市立福山、盈進などは3教科)。そうなるとやはり理科・社会の得点力アップが志望校合格を勝ちとるためにどうしても不可欠になってきます。確実に得点につながる理科の暗記分野や社会については、穴なくきっちり頭に入れて入試をむかえるようにしましょう。年明けから始まる私立高の入試はもちろんのこと、その先にひかえた附属入試や、公立入試にも役立ってくることは言うまでもありません。また、体調管理にも十分注意を払わなければなりません。不必要に人ごみに出ない、手洗い・うがいを励行するなどです。体力的にも精神的にも今が一番きつい時期だと思いますが、やるべきことをやって、「自分が受からずにだれが受かる」という強い気持ちをもって入試を迎えましょう。いくら実力があっても、気持ちが後退してしまうと良い結果にはつながりません。逆に「絶対受かりたい」という強い気持ちをもった生徒は、こちらの想像以上の力を本番で発揮し、見事合格をつかみとってきます。残された時間を悔いのないように過ごしましょう。(中3担当)

大学入試に向けて

 いよいよ大学入試の始まりです。1月18日・19日が共通テストですから、それまでほとんどの人がマークの練習を繰り返していると思います。大学入試は、一部の大学を除いて共通テストの点数が大きくものを言います。志望校の合格に一歩でも近づくよう手を抜かない勉強しましょう。 冬期講習から、朝きちんと起きて夜中の勉強を控えるようにします。試験は朝からですから、 夜型から朝型へ勉強の仕方を変えてください。試験会場では結構時間がありますが、テストの答え合わせはしないように。帰りも友達どうしで答え合わせはしないこと。19日の朝刊には18日の解答が載りますが、朝答え合わせをしないように。自己採点は20日の朝行います。20日の月曜日は、学校に自己採点の結果を出しにいき、塾にもその結果を持ってきてください。自己採点の結果は、複写用紙に書いて出しますから、そのうちの1枚を出してくれれば結構です。塾では、共通テストが終わるとすぐに2次試験対策講座が始まります。練習問題等を担当の先生からもらってください。共通テストが終わってすぐに志望校の過去問をやってみても、共通テスト頭になっていますから、記述問題は解けません。計算練習などで頭を慣らすとともに、私立大学の過去問をやるとよいでしょう。

 共通テストの結果は、22日水曜日には集計され、河合塾のバンザイシステムが稼動します。これは、君達が学校で出した各志望校の合格可能性だけでなく、それ以外の大学を受けた場合の合格可能性をさぐるためのもので、携帯からでも、パソコンでネットにつないでも使えますが混んでいるので塾のパソコンを利用した方がよいでしょう。若竹塾では、ビデオルームのパソコンだけでなく、東進のパソコンでも調べられるようにする予定です。共通テストで予定通り(またはそれ以上)の点が出た人はよいのですが、得点が足らなかった人は志望校の変更などよく考えること。合格可能性がほとんどないのに受験しても記述での挽回はほとんどできません。塾や学校の先生に相談をしてください。

 若竹塾での2次試験対策講座は、共通テストが終わるとすぐに始まり、前期試験の直前まで行ないます。その間、私立の入試などで抜けるとき以外はできるだけ参加すること。過去問の添削などもやってくれるはずです。
2月25日からは前期試験が始まります。いよいよ本番ですよ。前の日には、必ず受験会場の下見を忘れないこと。試験が2日間の人は、2日目の朝校門のところで1日目の解答をもらっても見ないように。すべての試験が終わってからにするように。

 前期で入試が終わりの人はこれで合格を待つだけですが、多くの人は3月8日からの中期、3月12日からの後期のテストがあります。もちろんその間に前期の合格を受け取れば入試は終わりになりますが、志望校の合格を受け取るまで気を抜かずに朝型の勉強習慣を続けること。先の合格した人から卒業旅行のお誘いメールが入っても,まだ合格が決まっていなかったら参加したりしないように。大学入試は、君達の一生の間でも大事なイベントです。このような大切なイベントは真摯に取り組まないと、後で後悔することになります。塾の授業は前期までですが、後期までの間も添削等をしてくれますから訪ねてきてください。自習室も後期まで開かれています。

 入試の結果は、合格・不合格にかかわらず塾に連絡してください。私たちも君達と一緒に入試に挑んでいます。結果はできるだけ早くお知らせください。大学入試は、君達の人生においても大きなイベントです。悔いのないようしっかりした準備をして、「自分はなかなかよくやったものだ」と後から思い出せるとよいですネ。では、頑張って挑んでください。(高3担当)