【福山校】広報若竹3月号

2023.02.28
福山校小中高

新年度のご挨拶

 徐々に厳しい寒さも和らぎ、春の陽気を感じられるようになりました。

 3月より若竹塾の塾長に就任いたしました佐藤希輔でございます。新型コロナウイルスや物価高騰など世界で様々な問題が生じている現代社会において、問題意識だけでなく変化への対応力が必要となることが明確となってきました。これから激変する時代を生き抜く子供たちには、しっかりと自分の頭で考え、経験や知識を総合して判断し、選択していく力が必要だと感じています。

 若竹塾では今年度も多くの生徒さんとの出会いを職員一同楽しみにしております。入試問題の分析や合格のためのカリキュラム作成など講師の長年の経験に基づいて塾ならではのノウハウをお伝えすることはもちろんですが、当塾ではそれに加えて、「未来につながる真の実力をつける」という教育理念の基に、学習の過程で自ら考え、主体的に学ぶ姿勢を身に付けてもらいたいという思いがあります。

 勉強は順位や点数がシビアに出る世界ですが、どうせ無理だと最初から諦めるのではなく、どうすれば目標を達成できるか考えて実行することで、前向きな生き方が身につくはずです。多感な時期ではありますが、ライバルの健闘を讃え、切磋琢磨することで人間的に成長できると思います。

 わたしたちは、そんな生徒さん一人一人の頑張りを認め、寄り添い、一緒にゴールを目指す手助けをさせて頂きます。

 若竹塾という空間が、勉強だけでなく、生徒の憩いの場となり、困った時に相談しやすい場となるよう努力していきたいと思います。

 生徒や保護者の皆様から更なるご満足と信頼を頂けるよう努力を重ねて参りますので引き続きご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。

若竹塾 塾長 佐藤 希輔

 

2023年度各学部指導方針

小学部

 若竹塾の小学部では,学習習慣の定着,学力の向上,志望校への合格を目標としています。中学入試に向かってチャレンジしていく中で,努力していくこと,継続していくことの大切さ,目標を達成する喜びを感じてほしいと考えています。さらに,粘り強く取り組む姿勢を身につけていきたいと思っています。保護者の方とともに子供たちの成長に寄り添い,充実した1年を過ごしたいと思っています。

小学2年生,小学3年生の方針

 通塾が初めての方が大半であるこの学年で,塾で学習することの楽しさ,勉強することの大切さを学んでいただきます。また,普段の生活での学習習慣の確立を目指します。

小学4年生の方針

 学習習慣を確立させ,ゆるやかに受験内容へ向かいます。生徒みずから積極的に学習に取り組むようにすることを目指します。夏期講習会からは理社を加えた4科目体制で受験にむけての準備を整えていきます。

小学5年生の方針

 各教科とも中学入試において,重要な単元が目白押しの学年です。基本を徹底し,入試に耐えうる土台を作っていきます。まだ時間にゆとりのあるこの学年で,問題にじっくり取り組む姿勢を養っていきます。

小学6年生の方針

 秋までに小学6年生の学習内容を終了します。その後,これまでの復習を交えながら,さまざまな入試問題に取り組み,実践力を高めていきます。繰り返し学習することにより,定着を図り,入試合格へ導きます。

 (小学部長)

 

中学部

新中学1年生

 新中学1年生のみなさんは,中学校の勉強の仕方をしっかり身につけることが大切です。学校の定期試験が実施されるなど小学校のときと大きく変わります。学校の成績はテストの点数だけで決まるわけではありません。提出物や発表や態度など考慮されます。

新中学2年生

 新中学2年生のみなさんは,学校の生活にも慣れ,部活動では後輩ができ忙しくなる学年です。実はこの学年は一番気がゆるむと言われています。中学2年生は受験に出題される単元も多くとても重要な学年です。勉強と部活動を両立できる生活リズムを確立しましょう。

新中学3年生

 およそ10ヶ月後には高校入試を迎えます。新中学3年生は新しい単元を進めていくとともに中学1年・2年生の内容を総復習しなければなりません。これまで以上に気合いを入れて授業に臨みましょう。受験は大変なもので,悩み事がない受験生はいません。何でも相談できる友達をつくったり,担当講師に相談してください。ここで広大附属福山高校・公立高校入試の選抜方法について確認しておきます。

広大附属福山高校

 広大附属福山高校では,学力点200点と内申点100点の合計300点で判定され,学力点をやや重要視していますが,内申点を無視することは危険です。出題される問題のレベルは難問ではありませんのでケアレスミスをしないことが大切です。普段のテストからケアレスミスに気をつけ,時間を意識しながら問題を解きましょう。

公立高校入試について

 公立高校入試(一次選抜)では、学校(学科・コース)の特色に応じて実施する「特色枠」と「一般枠」による選抜が実施されます。各高校定員の50%以内で実施される特色枠による選抜では一般学力検査が重視される高校(誠之館高校),調査書が重視される高校(尾道北高校、明王台高校等)など様々な学校があります。一般枠による選抜では「一般学力検査」「調査書」「自己表現」の配点の比重が6:2:2となります。また,「調査書」における各学年の比重も1年生:2年生:3年生=1:1:3となります。3年生の比重が増えたからといって,1・2年生の内申点を変えることはできませんから,中学校生活のスタートから定期試験だけでなく,授業態度や提出物にも気をつけましょう。また,旧入試制度と比較すると「一般学力検査」の割合が増えました。真の学力をつけておかないと安心して受験を迎えることはできません。日頃から意識を高く持って授業に臨みましょう。また,「自己表現」は自分自身のことについて,自分で選んだ方法で表現するものです。これまで調査書に記載されていた特別活動の記録やスポーツ・文化・ボランティア活動等の記録を自分自身でアピールすることになります。活動の実績そのものが評価されるわけではありません。得意なことや取り組んできたこと,高校入学後の目標などについて表現できるようにしておきましょう。

中学生に特に気を付けてほしいこと

 スマホやゲームなど夜遅くまでするということが学習の妨げになります。時々ストレス解消の意味で,短時間するのならまだ良いですが,毎日・定期的に・夜するというのはダメです。スマホやゲームとの上手なかかわり方をしてください。これを機会に親子で話し合うのも良いかもしれません。

 中学生の頃から「学習習慣」「生活習慣」「考える習慣」をつけてください。入試は家づくりと同じで,土台,すなわち基礎力がしっかりしていないと根元から崩れてしまいます。まずは日々の授業をしっかり受けて基礎を確実に固め,苦手分野の克服も含めて,できるだけ早く自分の学習ペースをつかむことが大切です。学習習慣を身につけるためには,生活習慣が大前提です。睡眠時間や食事など規則正しい生活を送り,生活のリズムを体で覚えましょう。

(中学部長)

 

高校部

 高1・2では、復習に重点を置いた理解度確認テストを行い、授業内容の完全理解を目指します。そして基礎学力のチェック、および定着を図るために、2ヶ月に一度の授業進度に合わぜた期末テストを実施します。その後、ポイント解説を行い弱点補強も行います。じっくり丁寧に基礎の徹底理解と演習をすることで、授業の学習効果を最大限に高めることができると考えています。そして定期的に全国のライバルが一斉に受験する全統模試や東進模試を実施して、学力を客観的にご提示します。また、6月と11月の保護者懇談会では、それらのテスト結果を参考に、高3の授業に無理なくついていけるようにサポートしていきます。

 高3では、夏期講習までに基礎力を固め、現役合格への土台を築き上げていきます。現役合格を果たした生徒から、「現役合格できたのは早い段階で十分な基礎力を養えたからであり、その基礎力を導いてくれたのが先生方の授業であった。」「授業では決して基礎をおろそかにしない授業を展開してくれました。基礎を重視する授業のおかげで無事に合格することができたと思います。」などのコメントが寄せられていたことからも、基礎学力の重要性を知ることができます。丁寧で密度の濃い授業を展開しつつも、定期的に模擬試験などの成績に応じて、講師が生徒および保護者の皆さまを全面的にサポートいたします。年が明けると共通テストの直前の演習はもちろん、共通テスト直後には1年間の総まとめ演習授業を実施し、入試に向けての最終チェックを行います。さらに本格的な入試が開始する2月には、講師が直前期特有の様々な質問(授業以外の質問もOK)に個別対応をし、さらに赤本(過去問)添削なども行い、最後まで徹底的にフォローしていきます。

(高校部長)